「ビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)は、独学でも受かる?通信講座を使うべき?」と迷っていませんか。
この記事では、ビル管理士の通信講座を、料金・教材・サポートの面から比較します。
先に結論です。独学が難しい人・忙しい社会人は、サポート付きの講座が安心。費用を抑えたいなら、1~3万円台の講座・書籍の組み合わせも選べます。


この記事でわかること
- ビル管理士試験の概要・合格率・合格基準
- 通信講座6社の料金・教材・サポートの比較
- 講座が向いている人・独学で足りる人
- 講座選びのチェックポイントと注意点
結論|こんな人にはこの講座
| あなたのタイプ | 選び方の目安 |
|---|---|
| サポート(質問・フォロー)を重視したい | 質問サポートや返金保証などがある、SAT(アガルートでも提供)などの講座 |
| 費用をできるだけ抑えたい | 2~3万円台のeラーニングや、書籍中心の独学 |
| 添削レポートで学びたい | JTEX(添削レポート4回) |
| 試験情報だけ先に知りたい | ビル管理士の概要・難易度・受験資格を先に読む |
| 実務経験や受験資格が不安 | ビル管理士の概要・難易度・受験資格とビル管理士の講習免除を確認 |
※各社の料金・内容は、比較コラムに記載された情報を基にしています。
変更される場合があるため、申し込み前に必ず公式サイトで確認してください。
ビル管理士試験の概要
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)は、一定規模以上のビルで、衛生環境の維持管理を監督する国家資格です。
試験は日本建築衛生管理教育センター(JAHMEC)の公式ページで案内されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受験料 | 17,900円(非課税)※公式ページの記載 |
| 受験資格 | 対象用途の建築物で、環境衛生上の維持管理の実務に2年以上従事していること(実務経験で受験する場合)。詳細は公式で確認 |
| 試験科目 | 7科目(建築物衛生行政概論/建築物の構造概論/建築物の環境衛生/空気環境の調整/給水及び排水の管理/清掃/ねずみ・昆虫等の防除) |
| 出題数 | 180問(科目別の配点は下記) |
| 令和9年度(第57回)の日程 | 公式ページでは、試験概要を令和9年4月中旬に掲載予定とされています。公表され次第、更新します |
| 令和8年度の合格発表 | 公式ページで確認してください |
受験資格や講習による取得ルートは、ビル管理士の概要・難易度・受験資格とビル管理士の講習免除で詳しく解説しています。
合格率の推移と合格基準
厚生労働省の公表データで、直近4年の結果は次のとおりです。
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 第52回(令和4年度) | 9,413人 | 1,681人 | 17.9% |
| 第53回(令和5年度) | 8,232人 | 1,819人 | 22.1% |
| 第54回(令和6年度) | 7,593人 | 1,759人 | 23.2% |
| 第55回(令和7年度) | 7,131人 | 2,180人 | 30.6% |
合格率は上昇傾向ですが、令和7年度でも約3割。7科目すべてで基準点が必要なため、苦手科目を作らない勉強が大切です。
令和8年度(第56回)の結果は、公式の発表を確認して、確認でき次第、更新します。
合格基準
合格基準は、各社の解説では次のとおりとされています(受験前に公式で確認してください)。
- 全科目合計で65%以上(180点中117点以上)
- 7科目それぞれで40%以上の得点が必要
- 科目別の基準点の目安:行政概論8点/環境衛生10点/空気環境18点/構造概論6点/給水・排水14点/清掃10点/防除6点
ビル管理士の通信講座6社を比較
比較コラムで取り上げられている主な6社の講座です。
料金は変更される場合があります。申し込み前に、各社の公式サイトで確認してください。
| 講座 | 料金(税込) | 教材 | サポート |
|---|---|---|---|
| SAT(アガルートでも提供) | 49,280円~(eラーニング) | フルカラーテキスト、講義動画、暗記カード(スマホ) | スマホ撮影での質問、30日間返金保証(条件あり) |
| CIC(日本建設情報センター) | 42,350円~(Web) | テキスト、過去問題集、模擬試験(解答・解説付き) | 講師へのメール質問(受講期間中) |
| E+アカデミー(電気書院) | 24,750円~(6か月・書籍付) | 赤本をeラーニングで学習、講義動画 | 理解度テスト、有料の模擬試験(別売) |
| JTEX(日本技能開発教育センター) | 28,600円~ | テキスト、問題集(映像・音声教材なし) | 添削レポート4回、質問券で質問 |
| オーム社 | 30,800円~(書籍付33,770円) | 『ラクラクわかる!ビル管理試験 集中ゼミ』を基にした教材 | 質問対応なし |
| 建設業教育協会 | 27,500円(6か月)※ | Web講座、DLテキスト | メールでの問い合わせ |
※建設業教育協会の料金は、参照した比較記事の中でも27,500円と25,500円で記載が分かれています。
公式サイトで確認してください。
この比較の見方
- 参照元は、アガルートとCICが運営する比較コラムです。どちらも自社講座が含まれています
- 合格実績(合格率)は、どの講座についても、確認できる数字がありませんでした
- サポート内容・料金は、申し込み時点の公式情報が優先されます
各講座のポイント
SAT(アガルートでも提供)|サポートを重視したい人に
フルカラーのテキストと、スマホで見られる講義動画・暗記カードがある講座です。
スマホで撮影して質問できる点や、30日間の返金保証(条件あり)が紹介されています。
価格は、今回比較した中では高めですが、サポートを重視する人に向いています。
CIC|過去問・模擬試験で仕上げたい人に
テキスト・過去問題集・精選問題集に加えて、解答・解説付きの模擬試験が付く講座です。
講師へのメール質問は、受講期間中に利用できます。
E+アカデミー|費用を抑えたい人に
6か月・書籍付で24,750円からと、比較した講座の中では価格が抑えられています。
赤本の内容を、動画とeラーニングで学べます。模擬試験は別売です。
JTEX|添削レポートで学びたい人に
全4回の添削レポートがある講座です。
映像・音声教材はなく、テキスト中心の学習になります。
オーム社・建設業教育協会|書籍やWebで手軽に始めたい人に
オーム社は、書籍を基にしたスライド教材で、質問対応はありません。
建設業教育協会は、6か月間のeラーニングです。サポートが必要かどうかで選びましょう。
講座が向いている人・独学で足りる人
| 講座が向いている人 | 独学で足りる人 | |
|---|---|---|
| 勉強時間 | 平日にまとまった時間が取れない | 毎日、時間を確保できる |
| 経験 | 建築設備や衛生分野の経験が少ない | 業務で関連知識に触れている |
| 不安なこと | 質問できる環境がほしい | 過去問を繰り返して自走できる |
| 費用 | サポート代として投資できる | 書籍中心で抑えたい |
独学の進め方は、ビル管理士の独学勉強法で解説しています。
まずは、独学で試して、必要なら講座を検討する方法もあります。
講座を選ぶときのチェックポイント
- 質問・サポートの方法(回数制限・期間)
- 教材の形式(動画・テキスト・過去問・模擬試験)
- 受講期間と、不合格時のフォロー
- 料金に、教材・模擬試験が含まれているか
- 返金保証などの条件
- 最新の試験範囲・法改正に対応しているか
特に、ビル管理士は範囲が広く、法改正や統計の更新もあるため、最新の年度に対応した教材かどうかを、申し込み前に確認しましょう。
ビル管理士を取った後は
資格取得後のキャリアや年収は、ビル管理士の年収で解説しています。
よくある質問(FAQ)
Q1. ビル管理士は独学で合格できますか?
独学で合格する人もいますが、7科目と範囲が広く、合格率は約2~3割で推移しています。不安な場合は、講座の利用も検討してください。
Q2. 通信講座の料金はいくらですか?
今回の比較では、約2万円台から約5万円まで幅があります。内容や時期によって変わるため、公式サイトで確認してください。
Q3. 受験資格がなくても、講座は受けられますか?
講座の受講と、試験の受験資格は別です。受験には実務経験などの要件があります。ビル管理士の概要・難易度・受験資格とビル管理士の講習免除を確認してください。
Q4. 令和9年度の試験日はいつですか?
公式ページでは、令和9年4月中旬に試験概要を掲載予定とされています。公表され次第、更新します。
Q5. 合格率が上がっているのはなぜですか?
令和7年度は30.6%でした。要因は公式には示されていないため、ここでは断定しません。
まとめ
ビル管理士の通信講座は、「サポートの有無」と「費用」で選ぶのが基本です。
- 合格率は直近で約2~3割。7科目すべてで基準点が必要
- サポート重視ならSAT(アガルートでも提供)などの講座
- 費用重視なら、2~3万円台の講座や書籍中心の独学
- 料金・内容は変更されるため、公式サイトで最終確認する
まずは、ビル管理士の概要・難易度・受験資格で全体像をつかみ、ビル管理士の独学勉強法と見比べて、自分に合う方法を選んでください。