「技術士の一次試験まで、あと約4週間。今からでも間に合う?」「何から手をつければいい?」
令和8年度の技術士第一次試験は、11月22日(日)です。
この記事では、残りの期間で何を優先して、どう点数を積み上げるかを、科目別に整理します。
※試験の仕組みと日程は、日本技術士会の令和8年度実施案内をもとにしています。
出題数や配点は、各社の解説を参考にしています。受験前に、必ず公式の実施案内・実施大綱で確認してください。
この記事でわかること
- 令和8年度の一次試験の日程と、直前の確認事項
- 基礎・適性・専門(建設部門)の科目別の戦略
- 4週間の学習スケジュールの例
- 合格を逃さないための、当日までの注意点

令和8年度 技術士第一次試験の日程
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験日 | 令和8年11月22日(日) |
| 受験料 | 13,000円(非課税) |
| 試験会場 | 17都道府県で実施。具体的な会場は10月下旬に掲載予定(公式サイトで確認) |
| 受験票の送付 | 11月上旬に発送予定 |
| 合格発表 | 令和9年2月下旬 |
申込は、すでに終了しています。受験票が届いたら、会場と持ち物、時間割を必ず確認してください。
令和9年度の日程は、2026年10月時点では未公表です。公表され次第、この記事を更新します。
試験の全体像は、技術士(建設部門)になるには?一次・二次試験の流れをご覧ください。
【結論】4週間は「基礎・適性で確実に取り、専門は得意分野で稼ぐ」
各社の解説では、一次試験は全科目で50%以上の得点が目安とされています。
1科目でも基準に届かないと不合格になるため、得意な科目で他を補うことはできません。
| 科目 | 出題・解答(各社の解説) | 配点 | 50%の目安 |
|---|---|---|---|
| 基礎科目 | 30問出題、15問解答(5分野から各3問) | 15点 | 8問程度 |
| 適性科目 | 15問出題、15問解答(全問) | 15点 | 8問程度 |
| 専門科目(建設部門) | 35問出題、25問解答 | 50点 | 13問程度 |
※出題数・解答数・配点は、各社の解説による内容です。日本技術士会の実施大綱で、受験年度の数字を確認してください。
※50%の目安は、基礎・適性が7.5点以上、専門が25点以上の計算です。合格基準は、試験後に調整される可能性もあります。
つまり、専門科目は、35問のうち25問を選んで解答でき、半分程度(13問前後)を正解すれば基準に届く計算です。
得意な分野を中心に、確実に取れる問題を選ぶ戦略が有効です。
科目別の対策
基礎科目:5分野から各3問。苦手な群を捨てない
基礎科目は、次の5つの分野から出題されます。
- 設計・計画
- 情報・論理
- 解析
- 材料・化学・バイオ
- 環境・エネルギー・技術
各分野から3問ずつ解答する形式のため、1つの分野を丸ごと捨てると、基準点に届きにくくなります。
専門外の分野は、過去問で頻出のテーマに絞って、確実に取れる問題を増やしましょう。
解析や情報の分野は、建設部門の人には苦手になりやすい分野です。
適性科目:全問解答。最も短期間で得点を伸ばせる
適性科目は、技術士法第4章(技術士等の義務)や、技術士倫理綱領などに関する問題です。15問すべてに解答します。
知識を問うというより、「技術士としてどう判断するか」が問われるため、過去問を繰り返すことで、解答のパターンが見えてきます。短期間で最も点を伸ばしやすい科目です。
専門科目(建設部門):得意分野を中心に25問を選ぶ
日本技術士会の案内では、建設部門の専門科目は、次の分野が範囲とされています。
- 土質及び基礎
- 鋼構造及びコンクリート
- 都市及び地方計画
- 河川、砂防及び海岸・海洋
- 港湾及び空港
- 電力土木
- 道路
- 鉄道
- トンネル
- 施工計画、施工設備及び積算
- 建設環境
35問から25問を選べるため、得意な分野を軸に、過去問で正答できる問題を増やす戦略が有効です。
施工管理技士などの勉強で、施工計画や土質、コンクリートなどに慣れている人は、そこから優先的に固めましょう。
4週間の学習スケジュール(例)
| 時期 | やること |
|---|---|
| 1週目(10/23~) | 過去問を1年分解き、科目ごとの現在地を把握。適性科目に着手 |
| 2週目 | 適性科目と基礎科目を中心に、過去問を繰り返す。専門科目は得意分野から固める |
| 3週目 | 専門科目の過去問を、時間を計って解く。選択する問題の判断に慣れる |
| 直前の1週間(11/16~) | 間違えた問題の総復習。受験票・会場・持ち物を確認。体調を整える |
※上の表は、考え方の目安です。仕事や生活の状況に合わせて調整してください。
過去問題は、公式サイトや市販の問題集で入手できます。最新の数年分を解くと、出題のパターンがつかめます。
直前期にやってはいけないこと
- 新しい参考書に手を広げる(過去問の復習を優先する)
- 苦手分野を完璧にしようとして、時間を使いすぎる
- 適性科目を後回しにする(得点を伸ばしやすいため、早めに着手する)
直前期に講座を使うという選択肢
残り4週間で、体系的に学び直したい場合は、動画講義つきの講座を使う方法もあります。
公式サイトで確認できた一次試験のコースは、次のとおりです。
| 講座 | コース | 料金 |
|---|---|---|
| スタディング | 技術士一次試験 合格コース(建設部門)[2026年度対応] | 14,850円(公式ページに税込表記なし)。すべての過去問に解説つき |
| SAT | 一次試験・部門別コース(建設部門を含む) | 21,780円(税込)。動画講義・テキスト・過去問題集・メール質問10回 |
| アガルート | 第一次試験対策講座(建設部門) | 21,780円(税込) |
※料金は、各社公式サイトの掲載です。申し込み前に、最新の内容を確認してください。
詳しい比較は、技術士(建設部門)の通信講座おすすめ比較をご覧ください。
当日までの確認事項
受験前にチェックしたいこと
- 受験票が届いたか(11月上旬に発送予定)
- 試験会場と、会場までの行き方・所要時間を確認したか
- 時間割と、持ち物(受験票に同封の案内)を確認したか
- 過去問の間違いノートを、見直したか
- 前日は無理をせず、睡眠をとれる計画にしたか
持ち物や、時間割などの細かい内容は、受験票に同封される案内で確認してください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 4週間で合格できますか?
学習時間や、基礎知識によって異なります。
施工管理や設計の業務で、建設分野の知識がある人は、基礎科目と適性科目に重点を置くと、効率よく進めやすくなります。
Q2. 合格基準は、何点ですか?
各社の解説では、全科目で50%以上が目安とされています。
基礎・適性は7.5点以上、専門は25点以上の計算です。た
だし、公式の合格基準は、試験後に確認してください。
Q3. 一次試験に合格しないと、二次試験を受けられませんか?
原則として、一次試験の合格(または、JABEE認定課程の修了による免除)が必要です。
詳しくは、技術士(建設部門)になるには?一次・二次試験の流れをご覧ください。
Q4. 今回間に合わなかった場合は?
次回の令和9年度に向けて、準備できます。
日程は未公表ですが、例年は6月ごろに申込があります。
まとめ
一次試験は、全科目の基準点を超えることが最優先です。残り4週間は、基礎・適性で確実に取り、専門は得意分野で稼ぎましょう。
- 試験日は11月22日(日)。受験票は11月上旬に発送予定
- 基礎・適性は全体の底上げ、専門は35問から25問を選ぶ戦略
- 過去問を繰り返し、苦手な分野を放置しない
- 受験票が届いたら、会場と持ち物を確認
技術士試験の全体像と、二次試験までの流れは、技術士(建設部門)になるには?一次・二次試験の流れでも解説しています。