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ビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)とは?難易度・受験資格・独学ルートを解説

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ビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)とは?難易度・受験資格・独学ルートを解説

ビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)とはどんな資格か

電気工事

ビル管理士は、正式名称を「建築物環境衛生管理技術者」といいます。

一定規模以上のオフィスビルや商業施設、学校などの「特定建築物」において、空気環境や給排水、清掃、害虫駆除などの衛生的な管理を統括するために必要となる国家資格です。

延べ床面積3,000平方メートル以上(学校は8,000平方メートル以上)の特定建築物には、この資格を持つ選任者を置くことが法律で義務付けられています。

そのため、ビルメンテナンス業界やビルオーナー、不動産管理会社にとっては、実務上なくてはならない資格のひとつになっています。

 

建築や設備の知識だけでなく、公衆衛生・環境衛生に関する幅広い法令知識が問われる点が特徴です。

建築士や施工管理技士とは少し違う角度から「建物を管理する力」を証明できる資格といえます。

資格を取得した後にどれくらいの年収が見込めるのか気になる方は、以下の記事で。

>>ビル管理士の年収相場と将来性|需要が高まっている理由

ビル管理士の難易度はどれくらいか

 

ビル管理士試験の合格率は、年度によって差はあるもののおおむね30〜40%台で推移しています。

数字だけを見ると国家資格の中では極端に低いわけではありません。

 

ですが、油断は禁物です。

出題範囲は、建築物衛生行政概論、建築物の環境衛生、空気環境の調整、給水及び排水の管理、清掃、ねずみ・昆虫等の防除という7科目・合計180問というボリュームにわたります。

1科目でも合格基準点を下回ると不合格になる「科目別基準点」の仕組みがあります。

そのため、得意科目で稼いで苦手科目をカバーするという戦略が通用しにくいのが、この試験の厳しさです。

 

建築や設備の実務経験がある方であれば「空気環境の調整」や「給水及び排水の管理」は比較的とっつきやすい分野です。

一方で、公衆衛生や微生物・害虫防除の分野は初めて学ぶ内容になるケースが多く、ここでの学習量が合否を分けるポイントになります。

 

受験資格について

独学の学習者

ビル管理士は誰でも受験できる資格ではありません。

受験資格として実務経験が必要な点に注意が必要です。

具体的には、特定建築物などにおいて、環境衛生に関する実務に一定期間(用途によって2年〜10年)従事した経験が求められます。

 

この実務経験の対象となる建築物の用途や従事期間の要件は、細かく定められています。

受験を検討する段階で、公益財団法人日本建築衛生管理教育センターが公表している最新の受験資格要件を必ず確認しておくことをおすすめします。

実務経験の要件を満たさない場合でも、後述する「講習会」を修了することで資格を取得するルートもあります。

 

独学での合格は可能か

合否の分かれ目

ビル管理士は、独学での合格が十分に狙える資格とされています。

理由は大きく2つあります。

 

ひとつは、試験が過去問からの出題傾向が比較的はっきりしている点です。市販の過去問題集を繰り返し解くことで、得点力を積み上げやすくなっています。

もうひとつは、通信講座や予備校を利用しなくても、テキストと過去問だけで学習範囲をカバーできる情報が整っていることです。

ただし、7科目という科目数の多さゆえに、学習計画を立てずに独学を始めると途中で挫折しやすいのも事実です。

 

まずは過去問を1年分解いてみてください。

自分がどの科目でつまずきやすいかを把握したうえで、苦手科目に重点的に時間を配分する学習計画を立てることが、独学合格への近道になります。

 

試験ルートと講習ルートの違い

試験

ビル管理士の資格を得る方法には、大きく分けて2つのルートがあります。

「国家試験に合格する」ルートと、「登録講習会を受講・修了する」ルートです。

講習会ルートは、決められたカリキュラムを受講することで資格が取得できます。

ただし、受講にはやはり一定の実務経験が必要で、受講料も試験に比べると高額になる傾向があります。時間よりも費用に余裕があり、確実に取得したいという方に向いているルートです。

 

一方の試験ルートは、費用を抑えられる反面、独学での学習時間の確保が必要です。

合格率30〜40%台という壁を突破する必要もあります。

どちらのルートを選ぶかは、現在の実務経験の状況と、学習に充てられる時間・予算のバランスで判断するとよいでしょう。

講習を受けて取得する方法が気になる方は、以下を確認してみてください。

>>ビル管理士講習で免除は受けられる?講習ルートと試験ルートの違い

まとめ

ビル管理士は、特定建築物の衛生管理に関わる専門性を証明できる、実務直結型の国家資格です。

合格率だけを見ると難しすぎる試験ではありません。

ですが、7科目にわたる出題範囲と科目別基準点の仕組みにより、計画的な学習が欠かせません。

すでに建築・設備・施工管理の実務経験がある方であれば、知識の土台を活かしながら独学でも十分に合格を狙える資格です。

まずは受験資格の要件を確認し、過去問を解くところから学習をスタートしてみてください。

>>【200時間で一発合格】建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)に独学で受かる勉強法と4ヶ月スケジュール

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