「1級建設機械施工管理技士の二次は、筆記と実技がある。何から手をつければいい?」
建設機械の第二次検定は、記述の筆記試験と、実機を使った実技試験の両方に合格する必要があります。受験者が少なく、対策情報も多くありません。
この記事では、1級建設機械施工管理技士の第二次検定の内容、合格基準、対策の進め方を、日本建設機械施工協会の令和8年度「受検の手引」などの公式情報をもとに整理します。
※この記事は、公式資料と各社の解説を整理したものです。筆者が受験した内容ではありません。試験の詳細は年度で変わるため、受験する年度の受検の手引を必ず確認してください。
この記事でわかること
- 第二次検定の構成(筆記と実技)
- 筆記3科目の内容と、対策の進め方
- 実技の種別と評価のポイント
- 合格基準と、直近の合格率
- 学習スケジュールの目安

【結論】筆記は「記述」を型で固め、実技は「慣れ」で固める
| 区分 | 内容 | 対策の方向性 |
|---|---|---|
| 筆記 | 建設機械施工法・施工管理法・建設機械組合せ施工法(記述解答方式、2時間) | 過去問で出題パターンを把握し、解答の型を作る |
| 実技 | 6種別から2種別を選択。実機で運転操作などを評価 | 機械に触れる機会を確保。講習会や現場経験で補う |
| 合格基準 | 筆記は満点の60%以上、実技は受験した各種別で満点の60%以上 | 両方に合格する必要がある |
直近の令和7年度は、1級の第二次検定の受検者568人に対し、合格者327人(合格率57.6%)でした。
※合格基準や配点は、年度ごとに変更されることがあります。
令和8年度の受検の手引に「合格基準は試験後に変更する場合がある」との記載もあります。
1級建設機械施工管理技士 第二次検定の構成
令和8年度の受検の手引(1級・第二次検定)で確認できた内容を整理します。
| 項目 | 筆記試験 | 実技試験 |
|---|---|---|
| 内容 | 建設機械施工法、施工管理法、建設機械組合せ施工法 | 6種別のうち2種別を選択し、実機で受験 |
| 形式 | 記述解答方式 | 実機を使い、決められたコースなどで実施 |
| 時間 | 2時間(令和8年度は14:15~16:15) | 手引では確認できず(種別ごとに異なる) |
| 評価の観点 | 手引では確認できず | 正確な運転操作、点検・故障の発見、施工(作業)など |
| 合格基準 | 満点の60%以上 | 選択した各種別で満点の60%以上 |
※出題数、解答数、配点は、手引では確認できませんでした。
各社の解説では、出題数や選択の方法が異なる記載もあります。受験する年度の手引で必ず確認してください。
令和8年度の日程(参考)
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 申込期間 | 令和8年2月16日(月)~3月13日(金) |
| 第二次検定(筆記) | 令和8年6月21日(日) |
| 第二次検定(実技) | 令和8年8月下旬~9月中旬(協会が指定する日時) |
| 合格発表(予定) | 令和8年11月18日(水) |
令和9年度の日程は、2026年10月時点では確認できませんでした。公表され次第、この記事を更新します。
※令和8年度の第二次検定を受験された方の合格発表は、11月18日の予定です。
筆記試験の内容と対策
筆記試験は、3つの科目で構成されます。
令和6年度から、記述の形式が見直されたと、各社が解説しています。
自分の経験を書く形式から、問題文に示された条件に基づいて答える形式に変わったという内容です。
建設機械組合せ施工法
提示された工事条件を読み取り、適切な機械の組合せや台数を答える問題とされています。
土工事、舗装工事、基礎工事、造成工事などのパターンがあると解説されています。
作業量の計算が必要になることがあるため、計算の手順を、過去問で繰り返して身につけることが大切です。
施工管理法
品質管理、安全管理、工程管理などのテーマで、条件に基づいて記述する問題とされています。
対策としては、「課題→検討した対策→実施した対策→結果」の順に、数値を入れて書く型を用意しておく方法が紹介されています。
建設機械施工法
機械の特性や施工方法についての記述問題です。
過去問で、頻出のテーマと、キーワードを押さえておきましょう。
筆記対策の進め方
- 過去問を、本番と同じ2時間で解く:時間配分の感覚をつかむ
- 結論を先に書く:設問の意図に合った解答にする
- 専門用語は、意味と目的まで説明できるようにする
- 添削を受ける:自分の解答の弱点は、自分では気づきにくい
記述の添削や模範答案が必要な場合は、独学サポート事務局などの利用を検討しましょう。
講座の選択肢は建設機械施工管理技士の通信講座・講習会の記事で整理しています。
実技試験の内容と対策
実技試験は、6つの種別から2種別を選んで受験します。
| 種別 | 機械の例 |
|---|---|
| 第1種 | トラクター系(ブルドーザなど) |
| 第2種 | ショベル系(油圧ショベルなど) |
| 第3種 | モーター・グレーダ |
| 第4種 | 締固め機械(ロードローラなど) |
| 第5種 | 舗装用機械(アスファルトフィニッシャなど) |
| 第6種 | 基礎工事用機械(アースオーガなど) |
評価の観点は、手引では「正確な運転操作」「点検・故障の発見」「施工(作業)」などとされています。
各社の解説では、乗車前点検や安全確認なども重視されると紹介されています。
実技対策の進め方
- 普段使う機械を中心に選ぶ:慣れた機械の方が、安定して得点しやすい
- 安全確認の手順を習慣にする:点検や確認の抜けは、評価に影響する
- 本番のコースと流れを確認する:講習会で、試験の方法やコースに慣れる方法がある
実技の受験準備講習会は、日本機械土工協会などが開催しています。料金や日程は、年度や会場で異なるため、公式サイトで確認してください。
▶ 関連記事:建設機械施工管理技士の通信講座・講習会おすすめは?対応する学習手段と選び方
学習スケジュールの目安
各社の解説では、試験の3~6か月前から計画的に始めることが推奨されています。次のように、段階に分けて進める方法があります。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 試験の6か月前~ | 出題範囲と、過去問の全体像を確認。組合せ施工法の計算の型を身につける |
| 試験の4か月前~ | 施工管理法・建設機械施工法の記述の型を作る。2時間で解く練習を始める |
| 試験の2か月前~ | 添削を受け、弱点を修正。実技の準備(講習会の予約など)を進める |
| 直前 | 過去問の総復習。実技の安全確認の手順を確認 |
※上の表は、考え方の目安です。実務経験や学習時間に応じて調整してください。
2級を受験する方へ
2級の第二次検定は、令和8年度の手引では、筆記試験が四者択一式(マークシート)で、実技は選択した種別の建設機械で運転操作を行う形式とされています。
令和7年度の合格基準は、筆記が施工管理法の満点の60%以上、実技が種別ごとに満点の70%以上でした。
1級とは基準が異なるため、注意してください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 第二次検定は、筆記と実技のどちらも合格する必要がありますか?
はい。1級は、筆記と、受験した各種別の実技の両方で、満点の60%以上が必要です。
Q2. 実技は何種別を受験しますか?
1級は、申込時に6種別から2種別を選びます。
Q3. 直近の合格率はどれくらいですか?
令和7年度の1級の第二次検定は、受検者568人、合格者327人で、合格率は57.6%でした。
Q4. 独学でも合格できますか?
筆記は過去問を使った独学も可能ですが、記述の添削が必要な場合は、講座の利用も選択肢です。実技は、機械に触れる機会が重要です。勉強法の記事もあわせてご覧ください。
Q5. 令和9年度の日程はいつ分かりますか?
2026年10月時点では未公表です。例年は年初に案内が出ます。公表され次第、この記事を更新します。
まとめ
第二次検定は、筆記の「型」と、実技の「慣れ」の両方が必要です。
- 筆記は記述解答方式(3科目、2時間)、実技は6種別から2種別を選択
- 合格基準は、筆記・実技とも満点の60%以上(各種別)
- 令和7年度の合格率は57.6%(1級・第二次検定)
- 日程や出題内容は、受検の手引で確認する
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