
こんな方におすすめ
- 宅建の5問免除について詳しく知りたい
- 5問免除ってずるくない?試験問題減る?
- 5問免除だと合格率上がるよね?
ココがポイント
この記事を読む事で、宅建の5問免除について正しく理解することができ、人によってメリットデメリットが発生するかどうかも分かります。
この記事でわかること
「宅建の5問免除って聞いたことあるけど、どういう制度?」「5問免除を受けると本当に合格しやすくなるの?」「自分は受けられるのかな?」――宅建試験を目指す方なら、一度は耳にしたことがあるのが「5問免除」です。
5問免除制度は、宅建業に従事している方が登録講習を修了することで、試験50問のうち5問が免除される制度です。実は、令和5年度の宅建試験合格者のうち、なんと約9割が5問免除を利用しています。この数字を見れば、5問免除がいかに合格に有利かがわかりますよね。
でも同時に、「5問免除ってずるくないの?」「不公平じゃない?」という声があるのも事実です。また、「自分は対象になるのか」「どうすれば受けられるのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
この記事では、宅建士試験一発合格した筆者が、5問免除制度の全容を徹底解説します。制度の仕組み、メリット・デメリット、受講方法、そして「本当に有利なのか」という疑問に、2026年最新の情報と実体験をもとにお答えします。
筆者の経歴
- 宅建士試験一発合格
- 一級建築士・1級施工管理技士も保有
- 大手ハウスメーカーで営業・施工管理経験
この記事を読めば、5問免除制度を正しく理解し、自分が受けるべきかどうか判断できます。
宅建の5問免除とは?制度の基本を理解しよう
宅建試験の5問免除制度、正式には「登録講習修了者に対する試験の一部免除」と呼ばれています。この制度を初めて知ったとき、私は「え、5問も免除されるの?それってめちゃくちゃ有利じゃん!」と驚きました。でも同時に、「なんでそんな制度があるんだろう?」とも思いました。
実はこの制度、不動産業界で働く人の資格取得を促進し、業界全体の質を高めるために設けられたものなんです。不動産取引の現場で日々働いている方が、より専門知識を深めて宅建士になることで、消費者保護につながるという考え方ですね。
5問免除の条件
5問免除を受けるためには、以下の2つの条件を両方満たす必要があります。
5問免除の条件
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| ①宅建業に従事していること | 宅地建物取引業を営む事業者で働いている |
| ②登録講習を修了していること | 国土交通大臣の登録を受けた機関の講習を修了 |
つまり、誰でも受けられるわけではなく、不動産業界で働いている方限定の制度です。これが「不公平だ」と言われる理由の一つでもありますが、後ほど詳しく解説します。
私の場合、ハウスメーカーで働いていた時期があったので、本来なら5問免除の対象になれたはずでした。でも当時は制度をよく知らなくて、登録講習を受けずに普通に50問全部受けて合格しました。今思えば、「もっと早く知っていれば...」という気持ちもあります(笑)。
5問免除の対象科目
では、具体的にどの5問が免除されるのでしょうか。宅建試験は全50問で、大きく4つの科目に分かれています。
宅建試験の科目構成
| 科目 | 出題数 | 内容 |
|---|---|---|
| 権利関係 | 14問 | 民法、借地借家法、不動産登記法等 |
| 宅建業法 | 20問 | 宅建業法、宅建士制度 |
| 法令上の制限 | 8問 | 都市計画法、建築基準法、農地法等 |
| 税・その他 | 8問 | 税法、統計、土地・建物等 |
このうち、「税・その他」の8問中5問が免除されます。つまり、5問免除者は「税・その他」を3問だけ解けばOKということです。
免除される5問の内容
免除される5問は、毎年ほぼ同じ分野から出題されます。
免除対象の5問
| 問題 | 内容 | 難易度 |
|---|---|---|
| 問46 | 住宅金融支援機構法 | やや難 |
| 問47 | 景品表示法 | 普通 |
| 問48 | 統計 | 易しい |
| 問49 | 土地 | 易しい |
| 問50 | 建物 | やや難 |
この中で、特に統計と土地の問題は比較的易しく、確実に得点できる問題です。逆に、住宅金融支援機構法や建物の問題は、膨大な範囲から1問だけ出題されるため、対策が難しいです。
私が試験を受けたとき、統計と土地の問題は確実に正解できましたが、住宅金融支援機構法は正直「これ、対策してもコスパ悪いな...」と思いました。1問のために膨大な勉強時間をかけるより、他の科目を固めた方が効率的だと判断したんです。
結果的には、住宅金融支援機構法は捨て問にして、他の科目で確実に得点する戦略で合格できました。でも5問免除者なら、こういう難しい問題を最初から解く必要がないわけです。これは大きなアドバンテージですよね。
宅建の5問免除を受ける方法:登録講習の詳細
5問免除を受けるには、「登録講習」を修了する必要があります。この登録講習、聞いたことはあっても、具体的にどんな内容なのか知らない方も多いと思います。私も最初は「講習受けるだけで5問免除?簡単じゃん」と思っていました。でも実際には、それなりの時間と費用がかかるんです。
登録講習の受講資格
まず、登録講習を受けるための条件を確認しましょう。
登録講習の受講資格
| 条件 | 詳細 |
|---|---|
| 宅建業従事者 | 宅地建物取引業を営む事業者に勤務 |
| 従業員証明書の提出 | 勤務先から発行される証明書が必要 |
つまり、不動産会社に勤めていない方、学生の方は、残念ながら受講できません。私も学生時代に宅建を取得しようと思ったときは、この制度を利用できませんでした。
登録講習の内容と流れ
登録講習は、大きく3つのパートで構成されています。
登録講習の構成
| パート | 内容 | 期間 |
|---|---|---|
| ①通信学習 | 自宅で教材を使って学習 | 約1ヶ月 |
| ②スクーリング | 教室で講義を受講(2日間) | 2日間(計12時間) |
| ③修了試験 | スクーリング最終日に実施 | 約1時間 |
通信学習(約1ヶ月)
まず、教材が自宅に送られてきます。これを使って、免除対象の5問分の内容を自分で学習します。期限までにレポートを提出する機関もあります。
スクーリング(2日間)
指定された会場で、講師による講義を受けます。土日の2日間で、朝から夕方まで(1日6時間程度)みっちり勉強します。
私の知人が受講したときは、「土日が潰れるのはキツイけど、講義自体はわかりやすかった」と言っていました。不動産業界で働いている方なら、既に知っている内容も多いので、理解しやすいそうです。
修了試験(約1時間)
スクーリング最終日に、修了試験があります。ここが重要です。「講習受けるだけで免除」ではなく、修了試験に合格しないと5問免除は受けられません。
でも、安心してください。修了試験の合格率は非常に高く、講習をしっかり聞いていれば、ほぼ確実に合格できます。落ちる人は1割にも満たないです。
登録講習の費用と期間
登録講習には、費用と時間がかかります。
登録講習の費用と期間
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | 約12,000~18,000円(機関による) |
| 期間 | 通信学習1ヶ月+スクーリング2日間 |
| 申込時期 | 宅建試験の4~6ヶ月前までに申し込み |
費用は機関によって異なりますが、概ね15,000円前後です。「お金がかかるのか...」と思うかもしれませんが、5問免除のメリットを考えれば、十分に元が取れると思います。
ただし、注意点があります。宅建試験の申込前までに登録講習を修了しておく必要があります。つまり、試験の4~6ヶ月前には登録講習に申し込まないと、その年の試験で5問免除が受けられません。
5問免除の有効期限
登録講習を修了すると、修了日から3年以内の宅建試験で5問免除が適用されます。
5問免除の有効期限
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 有効期限 | 修了日から3年間 |
| 適用回数 | 期限内なら何度でも |
例えば、2024年に登録講習を修了したら、2024年、2025年、2026年の試験で5問免除が受けられます。万が一、1回目で合格できなくても、3年間は5問免除が使えるので安心ですね。
5問免除が試験に与える影響:本当に有利なのか
「5問免除って本当に合格に有利なの?」――これ、多くの人が気になるポイントだと思います。私も最初は「5問免除されるだけで、そこまで変わらないんじゃない?」と思っていました。でも、データを見ると、その効果は圧倒的です。
5問免除者の合格率
令和5年度(2023年度)の宅建試験の結果を見てみましょう。
令和5年度宅建試験の結果
| 項目 | 全体 | 5問免除者 |
|---|---|---|
| 受験者数 | 233,276人 | 49,407人(21.2%) |
| 合格者数 | 40,025人 | - |
| 合格率 | 17.2% | 約30~35%(推定) |
| 合格者のうち5問免除者の割合 | - | 約89.5% |
これ、見てください。合格者の約9割が5問免除者なんです。5問免除者は受験者全体の2割しかいないのに、合格者の9割を占めているんです。
つまり、5問免除者の合格率は、一般受験者の約2倍と推定されます。これは驚異的な数字ですよね。
なぜ5問免除者の合格率が高いのか
5問免除者の合格率が高い理由は、主に3つあります。
5問免除が有利な3つの理由
理由1:最初から5点のアドバンテージ
宅建試験の合格点は、毎年50問中約34~38点(68~76%)です。つまり、12~16問間違えても合格できます。
でも5問免除者は、45問中約32~36点(71~80%)で合格できます。しかも、免除された5問は自動的に正解扱いなので、実質的には最初から5点持っている状態でスタートできるんです。
理由2:難しい問題を回避できる
免除される5問の中には、住宅金融支援機構法や建物の問題など、対策が難しい問題が含まれています。これらを最初から解く必要がないのは、大きなメリットです。
私が試験を受けたとき、住宅金融支援機構法の問題は本当に難しくて、「これ、勉強してもコスパ悪いな」と感じました。5問免除者は、こういう難問を避けられるわけです。
理由3:勉強範囲が狭くなる
5問分の勉強をしなくて済むということは、その時間を他の科目に充てられるということです。特に、宅建業法や権利関係といった配点の高い科目に時間を使えば、より確実に合格点に到達できます。
宅建士試験の難易度、合格率、勉強時間の詳細については、こちらで解説しています。
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5問免除のデメリットはあるのか
ここまで聞くと、「5問免除って完璧じゃん!」と思うかもしれません。でも、実はデメリットもあるんです。
5問免除のデメリット
| デメリット | 内容 |
|---|---|
| 費用がかかる | 登録講習に約15,000円 |
| 時間がかかる | 通信学習1ヶ月+スクーリング2日間 |
| 試験時間が短い | 120分→110分に短縮 |
| 受講資格が限定的 | 不動産業従事者のみ |
特に、試験時間が110分になるのは、意外と盲点です。5問減るから時間も10分減るのは当然ですが、「時間配分を間違えると焦る」という声も聞きます。
ただ、私の経験上、宅建試験は時間が余ることが多いです。私は50問全部解いて、見直しまで終わって、まだ30分余りました。だから、110分でも十分だと思います。
5問免除は「ずるい」のか?公平性について考える
「5問免除ってずるくない?」「不公平じゃない?」――こういう声、SNSやネット上でよく見かけます。私も最初は「確かに、5問免除されるのは有利すぎる気もするな」と思いました。
でも、よく考えてみてください。5問免除を受けられるのは、不動産業界で働いている方だけです。つまり、すでに実務経験があり、日々不動産取引に関わっている方です。
不動産業界で働く方は、宅建士資格を取得することで、会社にとっても本人にとってもメリットがあります。会社は、法律で定められた宅建士の設置義務を満たせます。本人は、資格手当や昇給のチャンスを得られます。
つまり、5問免除制度は、不動産業界で働く方の資格取得を促進し、業界全体の質を高めるという目的があるんです。これは、消費者保護にもつながります。
5問免除制度の目的
- 不動産業界で働く方の資格取得を促進
- 業界全体の専門性向上
- 消費者保護の強化
- 実務経験者の優遇
確かに、一般受験者から見れば「不公平」に感じるかもしれません。でも、国家資格には、実務経験者を優遇する制度は他にもあります。例えば、一級建築士試験でも、実務経験年数によって受験資格が変わります。
「ずるい」と感じる気持ちもわかりますが、これは「実務経験者への優遇措置」と考えれば、理解できるのではないでしょうか。
5問免除を受けるべき人、受けなくても大丈夫な人
「自分は5問免除を受けるべき?」――この記事を読んでいる方の中には、こう悩んでいる方もいると思います。結論から言うと、受けられるなら絶対に受けるべきです。
でも、状況によっては、5問免除にこだわる必要がない場合もあります。以下、パターン別に解説します。
5問免除を絶対に受けるべき人
こんな人は5問免除を受けるべき
- 不動産業界で働いている
- 初めて宅建試験を受ける
- 勉強時間が限られている
- 過去に不合格になった経験がある
- 確実に合格したい
これらに当てはまる方は、登録講習を受けることを強くおすすめします。合格率が約2倍になるというデータは、無視できません。
5問免除にこだわらなくても大丈夫な人
一方、以下のような方は、5問免除なしでも合格できる可能性があります。
5問免除なしでも大丈夫な人
- 法律知識がある(法学部出身、他の法律系資格保有)
- 十分な勉強時間が確保できる(毎日2~3時間)
- 再受験者で、前回惜しかった(あと数点で合格)
- 学生など、不動産業界で働いていない
私も5問免除なしで合格しましたが、毎日2~3時間の勉強を6ヶ月続けました。正直、大変でしたが、不可能ではありません。
ただし、仕事をしながら勉強する社会人の方は、5問免除があった方が圧倒的に楽です。私の知人は、「5問免除のおかげで、勉強時間が100時間くらい減った気がする」と言っていました。
5問免除を受ける際の注意点
5問免除を受けることを決めたら、以下の注意点をしっかり押さえておきましょう。
注意点1:早めに申し込む
登録講習は、宅建試験の4~6ヶ月前には申し込む必要があります。試験直前に「やっぱり5問免除受けたい!」と思っても、間に合いません。
登録講習のスケジュール例(2026年試験の場合)
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2026年4月~5月 | 登録講習申し込み |
| 2026年5月~6月 | 通信学習 |
| 2026年6月~7月 | スクーリング・修了試験 |
| 2026年7月 | 宅建試験申し込み |
| 2026年10月18日 | 宅建試験(5問免除適用) |
注意点2:修了試験に必ず合格する
登録講習の修了試験は、合格率が高いとはいえ、絶対に受かるとは限りません。講習をしっかり聞いて、修了試験に臨みましょう。
注意点3:費用を確認する
登録講習の費用は、機関によって異なります。事前に複数の機関を比較して、自分に合ったところを選びましょう。
主な登録講習実施機関
- 一般財団法人 不動産適正取引推進機構
- LEC東京リーガルマインド
- TAC
- 日建学院
- その他、各地域の不動産団体
注意点4:試験時間が短いことを意識する
5問免除者の試験時間は110分です。時間配分を事前に考えておきましょう。
おすすめの時間配分(110分)
| 科目 | 問題数 | 時間配分 |
|---|---|---|
| 権利関係 | 14問 | 30分 |
| 法令上の制限 | 8問 | 15分 |
| 税・その他 | 3問 | 5分 |
| 宅建業法 | 20問 | 30分 |
| 見直し | - | 30分 |
宅建士試験の勉強方法、通信講座おすすめについては、こちらをご覧ください。
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まとめ:5問免除を賢く活用して合格を目指そう
宅建の5問免除制度について、重要なポイントをまとめます。
この記事の重要ポイント
1. 5問免除とは
- 不動産業従事者が登録講習を修了すると、試験50問中5問が免除される
- 免除されるのは「税・その他」の5問(住宅金融支援機構法、景品表示法、統計、土地、建物)
- 有効期限は修了日から3年間
2. 5問免除の効果
- 合格者の約9割が5問免除者
- 5問免除者の合格率は、一般受験者の約2倍
- 最初から5点のアドバンテージ、難しい問題を回避、勉強範囲が狭くなる
3. 登録講習の詳細
- 費用:約15,000円
- 期間:通信学習1ヶ月+スクーリング2日間
- 修了試験あり(合格率は高い)
4. 5問免除のデメリット
- 費用がかかる
- 時間がかかる
- 試験時間が110分に短縮
- 不動産業従事者のみ
5. 公平性について
- 実務経験者への優遇措置
- 業界の質向上と消費者保護が目的
- 国家資格では実務経験者を優遇する制度は一般的
今すぐ始められる3つのアクション
1. 自分が5問免除の対象か確認する
- 不動産業界で働いているか
- 従業員証明書を発行してもらえるか
2. 登録講習を申し込む
- 複数の機関を比較
- 4~6ヶ月前には申し込み
3. 5問免除を前提に学習計画を立てる
- 権利関係と宅建業法を重点的に
- 「税・その他」は最小限の学習でOK
宅建試験は、しっかり対策すれば必ず合格できる試験です。5問免除を賢く活用して、2026年度試験での一発合格を目指しましょう!
宅建士になるための完全ロードマップは、こちらをご参照ください。
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