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【2026年最新版】一級建築士になるには?完全ロードマップ!仕事内容・年収・受験資格から合格まで徹底解説

 

一級建築士は、建築設計の最高峰に位置する国家資格です。規模や構造に制限なく、あらゆる建築物の設計・工事監理ができる――これは、建築を志す多くの方にとって、憧れであり目標ではないでしょうか。

 

私自身、一級建築士を取得するまでは「こんな難しい資格、本当に自分に取れるのか...」と不安でいっぱいでした。でも、正しい方法で準備すれば、必ず合格できます。実際、私は2年で合格しました。しかも、費用は100万円以下に抑えました。

 

この記事では、一級建築士試験に合格した筆者が、資格の概要から受験資格、効果的な勉強方法、そして合格までの完全ロードマップを、2026年最新の情報と実体験をもとに徹底解説します。

 

この記事を読めば、一級建築士になるための全体像が明確になり、最短距離で資格取得を目指せます。

こんな方におすすめ

  • 一級建築士って何?
  • 一級建築士を受検するには?
  • 一級建築士って何ができる?メリットは?
  • 一級建築士ってどうやれば合格できる?勉強方法は?
  • 一級建築士を最短で合格したい

 

一級建築士とは?何ができるのか

一級建築士は、国土交通大臣の免許を受け、建築物の設計業務と工事監理業務という独占業務を行うことができる国家資格です。木造建築士や二級建築士は構造や規模に制限がありますが、一級建築士にはこれらの制限が一切ありません。

 

つまり、一級建築士とは、建物の規模や構造に関係なく、設計・工事監理ができる国土交通大臣から認可を受けた国家資格なのです。

 

私が一級建築士を目指したきっかけは、先輩の設計した大規模商業施設を見たときでした。「いつか自分も、こんな建物を設計してみたい」――その思いが、勉強のモチベーションになりました。

設計業務とは

設計業務といっても、実は3つの種類があります。それは意匠設計、構造設計、設備設計です。

 

意匠設計は、建築計画やデザインを主に設計する範囲を指します。平面や立面の設計計画、素材や形状などを決めていく設計です。私が最初に憧れたのも、この意匠設計でした。

 

構造設計は、その名の通り構造に特化した設計をします。建築計画に沿った構造や工法を検討していきます。鉄筋コンクリートであれば配筋やコンクリートの強度、鉄骨であれば梁の断面設計などです。

 

設備設計は、空調や給排水、照明などの機械設備に特化した設計を行います。建物規模が大きくなると、機械設備や電気に特化した専門部隊がいます。

これら3つの設計業務があって、初めて1つの建築物の設計が完成します。どれか1つ欠けても成り立ちません。一級建築士は、これらすべての分野で設計業務を行うことができるのです。

 

工事監理業務とは

工事監理と聞くと、工事管理と聞き間違えるかもしれませんが、大きな違いがあります。

 

工事監理業務とは、建築士法で定められており、工事現場で実際に設計者が設計図書通りにできているか確認することです。これは、建築物の品質を守るための重要な業務です。

私も初めて工事監理を担当したときは、「設計図通りにできていない...」という場面に何度も遭遇しました。そのたびに現場と協議し、設計意図を伝え、修正してもらう――この過程が、建築物の品質を守るために不可欠なのです。

 

たくや
一級建築士になると、商業施設や病院、オフィスビルなど大規模な建築物の工事監理も可能になります。

 

一級建築士とは国土交通大臣の免許を受け、建築物の設計業務と工事監理業務という独占業務を行うことができる国家資格です。 木造建築士や二級建築士は構造や規模に制限がありますが、一級建築士にはこれらの制限がないのです。

 

つまり、一級建築士とは建物の規模や構造に関係なく、設計・工事監理ができる国土交通大臣から認可を受けた国家資格となります。

 

一級建築士の5つのメリット

一級建築士を取得することで、キャリアが大きく変わります。

私自身、資格取得前と後では、仕事の内容も、社内での立場も、そして年収も、すべてが変わりました。ここでは、実際に感じた5つのメリットを紹介します。

 

メリット1:仕事の幅が劇的に広がる

一級建築士は、設計できる建築物に制限がないのが最大の強みです。冒頭で書きましたが、一級建築士でなければ携わることができない建築物は、圧倒的に多いです。

 

事務所ビル、商業施設、集合住宅、病院、公共施設など、建築が好きな方であればやりがいはとてつもなく大きいものばかりです。また、設計業務でなくても、その知識を活用して発注者や施工管理でも活躍できます。

 

建築業界は、川上から川下まで数多くの企業が関わっているため、一級建築士の知識は大抵の場所で活躍が保証されます。いわゆる建築業界のブラックカードと言っていいでしょう。

 

メリット2:求人数が圧倒的に多い

一級建築士の求人は、本当に多く存在します。転職サイトで検索してみれば、大手企業からも多数の求人があることがわかるはずです。

 

私が転職活動をしたとき、転職コンサルタントから「設計を目指すのであれば、一級建築士を持つことが必須です」と言われました。実際、有資格者の優遇条件を記載している求人は、大手企業や有名企業で待遇が良いところが圧倒的に多いのです。

 

建築業界は慢性的な人手不足で、特に有資格者は常に不足しています。だからこそ、一級建築士は転職市場で非常に強い武器になるのです。

メリット3:社内評価が大幅に上がる

一級建築士を取得すると、社内評価が間違いなく上がります。ほとんどの会社員は、数字の成績だけでなく、普段の勤務態度など総合的な評価を受けます。

 

でも実は、余程ダメな社員でなければ、みんな真面目に頑張っているものです。差はつきにくいのです。そこで、普段の仕事の中で一級建築士を取得することで、業務の幅が広がり、自己研鑽すると見られれば、良い評価を受けるのは当然ではないでしょうか。

 

私も資格取得後、任される仕事の規模が大きくなり、昇格も早くなりました。

 

メリット4:年収が大幅にアップする

一級建築士を取得すると、収入面でも大幅な期待ができます。理由は2つあります。

 

**1つ目は資格手当です。**月に数万円もらえる企業もあれば、資格取得時に数十万円もらえる企業もあります。私の場合、資格手当が月5万円つきました。年間60万円です。資格取得にかかった費用を考えても、1年で十分に元が取れました。

 

**2つ目は転職による年収アップです。**独占業務ができる有資格者は、企業がどうしても確保したいため、条件の良い企業に転職しやすくなります。資格取得までにかかった学費を簡単に上回ることができ、資格という財産を手にできるメリットがあるのです。

 

メリット5:設計事務所を独立開設できる

設計事務所を開設することで、雇われ建築士(サラリーマン)ではなくなり、経営者として働くことも可能です。

 

自分の設計したい建築計画を提案できるだけでなく、どういった設計業務をどのくらいの設計料で受けるかという視点でも成長できます。

成功すれば、収入面での成功や、自分の設計事務所で設計した建築物が建築雑誌に掲載されることもあるでしょう。

 

一級建築士になる3つのステップ

 

step.1 受験資格を満たす

一級建築士試験は、以前は実務経験が必須でしたが、**現在は免許登録までに実務経験があれば良いことになっています。**つまり、実務経験と試験を並行して進めることが可能になったのです。

これは、若手の建築士を早く増やしたいという方針から実現しました。今は、皆さんが早く取得できるチャンスが増えたということです。

受験資格の例

学歴 受験資格
大学・短大・高専の建築系学科卒業 卒業後すぐ受験可能
二級建築士 取得後すぐ受験可能
建築設備士 取得後すぐ受験可能

ただし、免許登録には実務経験が必要です。大学卒業者は2年、二級建築士は4年の実務経験が必要です。

 

step.2 学科試験に合格する

学科試験は、一級建築士を取得する上で最もハードルが高いところです。毎年7月の第2日曜日に実施されます。

学科試験の概要(2026年度)

項目 内容
試験日 2026年7月12日(日)
試験科目 計画、環境・設備、法規、構造、施工の5科目
出題数 125問
合格基準 各科目と総得点で基準点以上

試験は1日で行われ、午前中に計画と環境・設備を2時間で解き、昼休憩を挟んで、午後に法規を1時間45分、構造と施工を2時間45分で解きます。

合格基準は、受験者全体の成績分布によって毎年変動します。つまり、点数目標ではなく、全体の受験者の中で上位成績を目指すことが重要なのです。

 

step.3 製図試験に合格する

製図試験は、限られた時間の中で図面と記述文の両方を完成させる試験です。毎年10月の第2日曜日に実施されます。

製図試験の概要(2026年度)

項目 内容
試験日 2026年10月11日(日)
試験時間 6時間30分
課題 事前公表課題から出題
内容 図面(平面図・断面図等)+記述

受験者からすると、時間が圧倒的に足りません。図面と記述のどちらかが未完成だと、即不合格になってしまいます。

私が製図試験で一番苦労したのは、時間配分でした。

 

エスキス(計画立案)に時間をかけすぎると、作図が間に合わない。でも、エスキスを雑にすると、図面の質が下がる。このバランスが非常に難しかったです。

 

試験時間は以下の通りとなっています。

製図試験

  • 設計製図【6時間30分】

 

問題用紙と解答用紙(記述)について参考までに見てみましょう。

問題用紙(建築技術教育普及センターHPより)

 

記述用紙(建築技術教育普及センターHPより)

 

ここで厄介なのはどれかが未完成であると即刻不合格にされてしまうという事です。

 

最近の傾向を踏まると、問題用紙がA2の大きさで出題されます。それを読み解き、A2の図面に平面図、断面図を描き、記述用紙には計画、構造、設備についての考慮した内容を解答します。

 

製図試験には試験の合格を左右する色々な点がありますので、別記事でも解説しています。

 

合格のための効果的な勉強法

学科試験の勉強法

学科試験は、過去問を徹底的に繰り返すことが最も効果的です。私は過去問を3周以上解きました。

 

なぜなら、一級建築士試験は出題構成と過去問の出題率から、過去問を徹底すれば合格点に到達できることがわかったからです。

 

資格学校も問題をランク分けしているのは、このためです。

製図試験の勉強法

製図試験は、図面と記述の両方を完成させることが最重要です。配点は製図と記述がほぼ半分ずつなので、記述対策も必須です。

 

多くの独学者が陥りがちなのは、製図ばかり練習して記述を軽視することです。私は、記述のテンプレートを事前に準備し、本番では素早く書けるようにしました。

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まとめ

この記事の重要ポイント

  • 一級建築士は設計できる制限がなく、独占業務が可能
  • 求人数が多く、転職に有利
  • 年収が大幅にアップ(資格手当+昇給)
  • 受験資格が緩和され、実務経験と試験を並行可能
  • 学科試験は過去問3周、製図試験は図面+記述の完成が鍵
  • 最短合格は通信講座+通学講座の2年

一級建築士は、正しい方法で準備すれば必ず合格できます。2026年度試験での合格を目指しましょう!

まずは勉強方法から一緒に見ていきましょう。

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