こんな方におすすめ
- 法規の試験時間が足りない...
- 法令集を引くのが遅くて問題が解き切れない
- 法規で足切りになりそう
一級建築士試験の法規で悩む多くの方が、こうした問題に直面しているのではないでしょうか。
結論から言います。一級建築士の法規は、正しい勉強方法と法令集の作り方で、確実に得点源にできます。
法令集持ち込み可だからといって後回しにするのは、不合格への最短ルートです。
この記事では、一級建築士試験に合格した筆者が、2026年最新の情報をもとに、法規を試験時間内に解く完全攻略法を公開します。時間配分の秘訣、法令集の作り方、得点を10点上げる勉強方法まで、すべてカバーしています。
この記事を読めば、法規を得点源に変え、合格に大きく近づけます。
一級建築士試験における法規の重要性
一級建築士試験において、法規は合格の要となる科目です。受験者の多くがこの科目を得点源としているからです。
なぜ法規が得点源なのか
理由は「法令集が持ち込み可」だからです。
しかし、法令集が持ち込み可だからといって、何も準備せずに試験に臨むのは大きな間違いです。多くの受験者が、次のような経験をしています。
「法規の試験時間が足りなかった」
模擬試験を受けた方なら、誰もが実感していることでしょう。
法規の試験時間と時間配分
法規の試験時間は1時間45分(105分)です。問題数は30問あるので、1問あたり3.5分です。そして、問題の選択肢は4つありますので、1選択肢あたり約52秒です。
法令集の中から1選択肢を約50秒で毎回引けるか――これが最重要なポイントです。
正直、不可能です。体力と集中力も持ちません。しかし、引けなくても解かなければなりません。要は勉強方法とテクニックです。
暗記や法令集持ち込みによる誤解
法規に関する2つの大きな誤解があります。
誤解1:法規は全て暗記すれば解ける
「法規は暗記しないと受からない」――これは大きな誤解です。
法規を全て暗記するのは不可能です。もし全て暗記できたら、実務についている建築士は法令集を見ないのでしょうか?いいえ、ガッツリ見ています!むしろ、見ないとわからないことが山ほどあります。
誤解2:法令集持ち込み可だから後回しでいい
法令集が持ち込み可だからといって後回しにしてはいけません。
法規は他の科目と結びついているので、早めに勉強していくことをお勧めします。計画、構造、施工――すべての科目で建築基準法の知識が必要になるからです。
法令集の合格する作り方【2026年度版】
年末年始は仕事を休めて自分の時間を確保できる貴重な時間です。建築士の受験者にとっては、勉強で差がつく時間でもあります。
この時に差が出ることを合格者は知っています。
法令集の線引きは年末年始に完成させる
この時期に何ができるのか?それは「法令集の線引き」です。
法令集の線引きはかなり時間がかかります。私は二級建築士と一級建築士を計5年経験していますが、毎年、線引きをしていました。するとある事実に気づきました。
それは微妙に線を引く場所が毎年違うのです。
これは資格学校が敏感に法改正によって、出題を予想していると言えるでしょう。これは2回以上受けないとわからない事実です。また、一級と二級で線を引く箇所は大きく異なります。
法改正もあるので絶対に毎年更新しましょう。
私の二級建築士の時は、年末年始に線引きが終わらず、2月や3月にしていたこともありました。するとどんどん授業は進んでいるのに、線引きは終わっていないので学習が捗らないのです。
私の経験では、1日集中して線引きしても、1~2週間はかかります。年始の早い段階で終わらせて、テキストの学習に進むのがベストです。
【2026年度】おすすめ法令集2選
正直、今は法令集の差がなくなってきているので、特徴を知って選べば良い程度です。
総合資格学院の法令集
総合資格学院は大きく見やすいのが特徴で、横書きが基本です。最近では日建学院と同じ大きさの法令集も出しています。
特徴
- 大きく見やすい
- 横書き
- カラーマーカー対応
日建学院の法令集
日建学院の法令集は、元々サイズが小さいシリーズで縦書きが基本でしたが、今では横書きも普及しています。
特徴
- コンパクト
- 横書き・縦書き両方あり
- 持ち運びやすい
私の個人的な意見ですが、理系だと教科書が横書きが多いため、横書きの方がなじみやすいですね。
得点を10点上げる勉強方法と解き方
法規ってコツを掴むと点数がグッと上がります。そう、得点できる勉強方法のやり方を資格学校は教えません。(教えろって思います)
とりあえず、やれ!しか学校って言ってくれないですよね。人に合う合わないあるかもしれませんが、点数を10点上げる勉強方法はこれです。
問題を3つのカテゴリに分ける
カテゴリ1:問題の2割は見ずに解く
これは頻出問題で、暗記で対応できる問題です。建築基準法の基本的な数値(高さ制限、容積率、建蔽率など)は暗記しましょう。
カテゴリ2:問題の5割は見ずに解いて、法令集でわからない選択肢だけ確認
これは覚えきれない細かい数値や条件がある問題です。大まかな内容は理解しているが、細部を確認する必要がある問題です。
カテゴリ3:問題の3割は法令集を引きながら解く
これは新出問題や難問です。過去問に出てこなく、暗記では100%太刀打ちできません。
この3つのカテゴリで問題を分けることが、時間内に解くための鍵です。
具体的な時間配分
試験時間:105分(1時間45分)
- カテゴリ1(6問):10分(1問あたり1.5分)
- カテゴリ2(15問):45分(1問あたり3分)
- カテゴリ3(9問):45分(1問あたり5分)
- 見直し:5分
この時間配分を守れば、30問を時間内に解き切れます。
法令集の引き方のコツ
法令集を素早く引くには、以下のコツがあります。
コツ1:インデックスを貼る
重要な条文にインデックスを貼りましょう。建築基準法の第6条、第20条、第35条、第52条、第53条などは頻出です。
コツ2:重要な数値にマーカー
高さ制限、容積率、建蔽率、採光計算など、重要な数値にマーカーを引きましょう。ただし、引きすぎると逆に見にくくなるので注意が必要です。
コツ3:過去問で出題された条文に印
過去問で出題された条文には、年度を記入しましょう。頻出条文が一目でわかります。
まとめ
この記事の重要ポイント
- 法規は合格の要、得点源にすべき科目
- 試験時間は105分、1問あたり3.5分
- 法令集の線引きは年末年始に完成させる
- 問題を3つのカテゴリに分ける(2割暗記、5割確認、3割引く)
- 時間配分を守る(カテゴリ1:10分、カテゴリ2:45分、カテゴリ3:45分)
- インデックス、マーカー、過去問印で法令集を使いやすく
一級建築士の法規は、正しい勉強方法と法令集の作り方で、確実に得点源にできます。2026年度試験での合格を目指しましょう!
試験全体の勉強方法についても確認しておきましょう。
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