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一級建築士の合格率|学科・製図の推移と難易度【2026年最新】

 

こんな方におすすめ

  • 一級建築士試験の合格率が知りたい
  • 試験の難易度を他の資格と比較したい
  • なぜ合格率が低いのか理由を知りたい
  • 低い合格率でも合格できる勉強法を知りたい

 

たくや
たくや
この記事では、最新の合格率データをもとに、一級建築士試験の実態と合格への道筋を詳しく解説します。

 

一級建築士の合格率【結論】

一級建築士試験の合格率は以下の通りです:

試験区分合格率(2024年)過去5年平均
学科試験23.3%18.0%
製図試験26.6%33.2%
最終合格率8.8%10.1%

2024年(令和6年)の最終合格率は8.8%と、ここ5年間で最も低い水準となりました。学科試験の合格率は比較的高めでしたが、製図試験で26.6%という厳しい結果となり、全体の合格率を押し下げる形となっています。

過去10年の合格率推移

学科試験の合格率推移(2015-2024年)

年度受験者数合格者数合格率
2024年(令和6年)28,016人6,531人23.3%
2023年(令和5年)28,118人4,562人16.2%
2022年(令和4年)30,007人6,289人21.0%
2021年(令和3年)31,696人4,832人15.2%
2020年(令和2年)30,409人6,295人20.7%
2019年(令和元年)25,132人5,729人22.8%
2018年(平成30年)25,878人4,742人18.3%
2017年(平成29年)26,923人4,946人18.4%
2016年(平成28年)26,096人4,213人16.1%
2015年(平成27年)25,804人4,806人18.6%

学科試験の合格率は15-23%の範囲で変動しており、年度によって試験の難易度が調整されていることがわかります。

 

製図試験の合格率推移(2015-2024年)

年度受験者数合格者数合格率
2024年(令和6年)11,306人3,010人26.6%
2023年(令和5年)10,238人3,401人33.2%
2022年(令和4年)10,509人3,473人33.0%
2021年(令和3年)10,499人3,765人35.9%
2020年(令和2年)11,035人3,796人34.4%
2019年(令和元年)10,151人3,571人35.2%
2018年(平成30年)9,251人3,827人41.4%
2017年(平成29年)8,931人3,365人37.7%
2016年(平成28年)8,488人3,289人38.7%
2015年(平成27年)8,894人3,541人39.8%

製図試験の合格率は例年30-40%程度でしたが、2024年は26.6%と近年で最も低い水準となりました。

 

最終合格率の推移

学科試験と製図試験の両方を突破した最終合格率は、例年8-12%程度で推移しています。

年度最終合格率
2024年(令和6年)8.8%
2023年(令和5年)9.9%
2022年(令和4年)10.2%
2021年(令和3年)9.9%
2020年(令和2年)10.6%

2024年試験の詳細分析

製図試験のランク別内訳

2024年の製図試験では、不合格者のほとんどが「ランクⅢ・Ⅳ」に集中しました。

ランク割合評価内容
ランクⅠ(合格)26.6%知識及び技能を有する
ランクⅡ1.5%知識及び技能が不足
ランクⅢ23.9%知識及び技能が著しく不足
ランクⅣ48.0%設計条件・要求図面に重大な不適合

注目すべきは、受験者の約半数(48.0%)がランクⅣ判定を受けたという事実です。これは、階段の不成立、要求室の漏れ、法規違反など、基本的なミスによる失格が非常に多かったことを示しています。

 

一級建築士の合格率が低い3つの理由

理由1:合格者数が事実上の定員制

一級建築士試験の最大の特徴は、合格率がほぼ一定に保たれていることです。

過去10年のデータを見ると、学科試験の合格率は15-23%、製図試験は30-40%(2024年は例外的に26.6%)の範囲で推移しています。これは、試験の難易度を調整することで、合格者数をコントロールしていることを示唆しています。

つまり、絶対評価ではなく、受験者全体の上位約10%に入らなければ合格できない相対評価的な側面があるのです。

 

理由2:学科・製図の二段階選抜

一級建築士試験は、学科試験と製図試験の両方を突破しなければなりません。

計算例:

  • 学科試験合格率:20%
  • 製図試験合格率:30%
  • 最終合格率:20% × 30% = 6%

このように、二段階の選抜により、最終的な合格率が大幅に低下します。学科試験を突破しても、製図試験で不合格となるケースが多く、最終合格までに複数年を要する受験者が多いのが実態です。

 

理由3:膨大な試験範囲と高度な実技能力

学科試験は「計画」「環境・設備」「法規」「構造」「施工」の5科目にわたり、膨大な知識量が要求されます。さらに、各科目に足切り点が設定されており、一つでも基準点を下回ると不合格となります。

製図試験では、与えられた条件を満たす建築物を6時間30分で設計し、図面として完成させる必要があります。時間内に要求事項を漏れなく満たす高度な実技能力が求められるため、独学での突破は極めて困難です。

 

他の国家資格との難易度比較

主要国家資格との合格率比較

資格名合格率難易度
司法試験約45%★★★★★
公認会計士約10%★★★★★
技術士(建設部門)約15%★★★★☆
一級建築士約9%★★★★★
税理士(5科目)約15%★★★★☆
社会保険労務士約6%★★★★☆
行政書士約10%★★★☆☆

一級建築士の合格率は、公認会計士や社会保険労務士と同等レベルの難関資格であることがわかります。

 

建築・不動産系資格との比較

資格名合格率受験者層
一級建築士約9%建築学科卒業者が中心
二級建築士約20-25%建築系専門学校・大学卒
1級建築施工管理技士約40-50%(二次)建設業実務経験者
宅地建物取引士約15-17%不動産業従事者・一般
マンション管理士約8-9%管理業務経験者

建築・不動産系の資格の中でも、一級建築士は最上位の難易度を誇ります。

 

低い合格率でも合格できる3つの戦略

合格率8.8%という数字は確かに厳しいものですが、適切な戦略を立てれば合格は十分に可能です。

戦略1:早期スタート(11月開始が理想)

一級建築士試験の学科試験は毎年7月に実施されますが、理想的な勉強開始時期は前年の11月です。

理由:

  • 学科試験に必要な勉強時間は800-1000時間
  • 試験範囲が膨大で、4月スタートでは間に合わない
  • 最新のテキスト・法令集は年末から年明けに発行される

詳しい学習スケジュールについては、以下の記事で詳しく解説しています。

一級建築士の合格に必要な勉強時間は?独学で目指す最適な学習スケジュールと勉強法

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戦略2:効率的な学習法

学科試験対策:

  • 過去問を最低3周解く
  • 法令集を使いこなす練習
  • 苦手科目を作らない(足切り対策)

製図試験対策:

  • 作図枚数30枚以上を目標に練習
  • エスキスと作図の時間配分を徹底
  • 本番を想定した実践練習

戦略3:通信講座の活用

独学での合格は可能ですが、特に製図試験では専門的な添削指導が不可欠です。

近年は、費用を抑えつつ質の高い指導を受けられる通信講座が充実しています。おすすめの通信講座については、一級建築士通信講座11選と合格する勉強法で詳しく比較しています。

通信講座のメリット:

  • スキマ時間を活用した効率的な学習
  • 最新の試験傾向に対応したカリキュラム
  • 製図試験の添削指導
  • 質問サポート体制

 

一級建築士合格率に関するQ&A

Q1. 合格率8.8%は本当に難しいのか?

A. はい、非常に難しい試験です。ただし、この合格率には「記念受験者」や「準備不足の受験者」も含まれています。しっかりと準備をした受験者に限れば、実質的な合格率はもう少し高いと考えられます。

 

Q2. 独学での合格率は?

A. 公式データはありませんが、一般的に独学での合格率は全体平均よりも低いとされています。特に製図試験では、客観的なフィードバックを得られる環境が重要なため、資格学校や通信講座の利用が推奨されます。

 

Q3. 何年くらいで合格できる?

A. 多くの合格者は2-3年かけて合格しています。1年目で学科試験に合格し、2年目で製図試験に合格するパターンが一般的です。学科試験に合格すると、その後4年間(3回)は学科試験が免除されます。

 

Q4. 働きながらでも合格できる?

A. はい、可能です。実際に、多くの合格者が仕事をしながら合格しています。スキマ時間の活用、計画的な学習スケジュール、そして通信講座の活用が成功の鍵となります。

 

まとめ

一級建築士試験の合格率は8.8%(2024年)と非常に低く、難関資格であることは間違いありません。しかし、以下のポイントを押さえれば、合格は十分に可能です。

合格への3つのポイント:

  1. 早期スタート:前年11月から学習を開始する
  2. 効率的な学習法:過去問3周、法令集の習熟、作図30枚
  3. 通信講座の活用:特に製図試験では専門指導が有効

合格率の低さに不安を感じるかもしれませんが、適切な準備と継続的な努力によって、あなたも合格者の仲間入りができます。

 

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  • この記事を書いた人

ネックス

【経歴】
建築学科卒業→大手ハウスメーカーで営業・施工管理・設計に従事→大手インフラの建築職へ転職で
【保有資格】
一級建築士・宅地建物取引士・1級建築施工管理技士・照明コンサルタント、他改修資格等
【当ブログの実績】
・管理人の実体験によるもの(住宅からインフラまでの仕事を経験)・資格の合格実績あり(上記参照)
・PV数10,000/月
・独自考案のオリジナル教材100部突破!noteより

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