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【2026年最新版】宅建士試験の合格率が低い3つの理由と合格戦略!17%の壁を突破する効率的勉強法を完全公開

「宅建士試験の合格率って、なんでこんなに低いの?」「17%しか合格できないって、本当に難しいの?」「独学でも合格できる?」――宅建士試験を目指す多くの方が、こうした不安を抱いているのではないでしょうか。

 

結論から言います。宅建士試験の合格率が低いのには、明確な3つの理由があります。そして、その理由を理解すれば、合格への道筋が見えてきます。

この記事では、宅建士試験に合格した筆者が、2026年最新の情報をもとに、合格率が低い3つの理由と合格戦略を完全公開します。過去10年の合格率データ、試験の構造分析、実体験に基づく勉強法まで、すべてカバーしています。

 

この記事を読めば、宅建士試験の全体像が理解でき、17%の壁を突破する方法が明確になります。

 

宅建士試験の合格率は本当に低いのか?【2026年最新データ】

国家資格として難易度の高い試験とされる「宅地建物取引士資格試験」。実際にどのくらい難しいのか、近年の合格率とともに解説していきましょう。

 

過去10年の合格率推移

宅建士試験の合格率推移

実施年度 受験者数 合格者数 合格率 合格点
令和5年度 233,276人 40,025人 17.2% 36点
令和4年度 226,048人 38,525人 17.0% 36点
令和3年度(12月) 24,965人 3,892人 15.6% 34点
令和3年度(10月) 209,749人 37,579人 17.9% 34点
令和2年度(12月) 35,261人 4,610人 13.1% 36点
令和2年度(10月) 168,989人 29,728人 17.6% 38点
令和元年度 220,797人 37,481人 17.0% 35点
平成30年度 213,993人 33,360人 15.6% 37点
平成29年度 209,354人 32,644人 15.6% 35点
平成28年度 198,463人 30,589人 15.4% 35点

上記の表からわかるように、約23万人前後の受験者数のうち毎年3万~4万人程度の方が合格しています。

合格率は毎年15%~18%ほどで推移しているので、やはり難易度の高い国家資格であることは間違いありません。

 

他の国家資格との比較

宅建士試験の合格率を他の国家資格と比較してみましょう。

主要国家資格の合格率比較

資格 合格率 受験資格
宅建士 15~18% なし
行政書士 10~15% なし
社労士 5~7% なし
FP2級 40~50% 実務経験またはFP3級合格
簿記2級 15~30% なし

宅建士の合格率は、受験資格がない資格の中では標準的ですが、決して易しい試験ではありません。

 

宅建士試験の合格率が低い3つの理由

では、なぜ宅建士試験の合格率がこれほど低いのか。以下のような3つの理由があります。

 

理由1:受験資格がなく誰でも受けられるから

国家資格には一定水準の受験資格が設けられており、建築関連資格として挙げられる、1級建築施工管理技士一級建築士といったこれらの資格には一定の実務経験や学歴が求められています。

 

しかし、宅建士試験には実務経験もなく学歴も求められていないことから、誰でも受けられる資格として注目されているのです。

誰でも受けられるということは、以下のような受験者もいるということです。

 

  • 会社から取得するよう言われて、とりあえず申し込んだ
  • 不動産関連の仕事についていないけど、キャリアチェンジのために取得したい
  • 資格コレクターとして試しに受験して取得したい

こうした様々な背景事情から勉強量がそれぞれ異なるため、全体の受験者の出来具合にばらつきがあるのです。

建築関連資格との受験者数比較

 

資格 受験者数
宅建士 約23万人
1級建築施工管理技士(第一次) 約2.4万人
一級建築士(学科) 約2.8万人

つまり、受験者数が多い → 受験者内の知識・勉強量が不均一 → 合格点に達する人が少ない → 合格率が低くなることに繋がるのです。

 

理由2:出題範囲が広く解きにくい問題が多いから

宅建士は民法をはじめ、宅地建物に関する取引の規制など幅広い知識が求められます。

出題範囲と配点

科目 出題数 配点
権利関係(民法等) 14問 14点
宅建業法 20問 20点
法令上の制限 8問 8点
税・その他 8問 8問
合計 50問 50点

特に宅建士試験では、法律に関する問題が過半数を占めており、慣れない専門用語に悪戦苦闘する受験者も少なくありません。

問題形式は四肢択一式なので「一つ選択すれば正解できるかも」と思われるかもしれませんが、ひっかけ問題が多く、サラッと覚えるだけでは太刀打ちできなくなっています。

 

宅建士試験の問題が難しい理由

  1. 暗記量が多く、覚えるのが大変
    • 民法だけで約1,000条以上
    • 宅建業法、建築基準法、都市計画法など多岐にわたる
  2. 慣れない専門用語が頭に入らない
    • 「瑕疵担保責任」「抵当権」「区分所有法」など
  3. 専門の計算問題があり、混乱しやすい
    • 建蔽率、容積率、不動産取得税など
  4. ひっかけ問題に引っかかってしまう
    • 「すべて」「必ず」「常に」などの言葉に注意

理由3:合格者数が一定になるよう調整されているから

宅建士試験では、受験者の平均点数によって合格点を調整する相対評価形式を採用しています。

相対評価を採用しているのは、国家資格としての地位の確立や受験者の質の向上といった理由からだとされています。

相対評価と絶対評価の違い

評価方式 内容 合格点
相対評価 受験者全体の出来栄えで合格点が変動 34~38点(年度により変動)
絶対評価 事前に合格点が決まっている 固定(例:60点)

本試験前から合格点を公開している絶対評価形式とは異なり、受験者の出来栄えによって変動するため、「いかに自分の勉強量を増やして知識を高めるか」が、合格圏内に入るかが決まるのです。

つまり...

  • 受験者の出来栄えがよくない → 合格点が下がる(34点など)
  • 受験者の出来栄えがいい → 合格点が上がる(38点など)

なので、思ったよりできた人が不合格になっていたり、ぜんぜんできなかった人が実は合格していたりするのです。

 

【実体験】私が宅建士試験を受けた時の話

私は宅建士試験を数回受けて合格しました。結構、苦戦した記憶があります。

30点までは取れるのですが、それ以上取るのが極端に難しくなるのです。

 

今の宅建士試験はおおよそ36~38点が安定ラインと言われてきています。少し過去より合格ラインも上がっている印象です。(難易度はそこまで変わっていない)

 

合格した年の採点結果

合格した年の本試験の採点結果サービスをTACにお願いしました。(自己採点もあったら怖いので)

 

私が受けた年は合格ラインが35点で、36点の得点で、ギリギリ合格することができました。

それに加えて、各設問の受験者の正答率も掲載されていました。なんと、解けていた問題はほぼ7割正解で、間違えた問題は2割前後でした。これが綺麗に当てはまっていました。

 

何が言いたいのか、それは以下の2点です。

  1. 過去問で解答できる問題は間違えてはいけない
  2. 新しい問題は本当に誰にもわからない(正答率は0%~10%程度)

これが本試験で私が経験した内容です。

 

たくや
勉強すれば8割~9割取れるという資格ではないということです。

 

宅建士試験の攻略法(合格戦略)

宅建士試験の勉強方法は戦略と根気が必要です。

膨大な量から出題されることから、簡単な資格試験ではないことは確かです。

 

戦略1:過去問を最低3周する

宅建士試験の攻略法の基本は、過去問を最低3周することです。過去問で解答できる問題は、本試験でも7割の受験者が正解します。

つまり、過去問を完璧にすることで、7割=35点は確実に取れるようになります。

過去問の活用法

  • 1周目:全体を把握する
  • 2周目:間違えた問題を重点的に復習
  • 3周目:完璧に仕上げる

戦略2:宅建業法を完璧にする

宅建業法は20問中15問以上正解することを目指しましょう。宅建業法は暗記科目なので、過去問を繰り返せば確実に得点できます。

宅建業法の重要性

  • 配点が最も高い(20点)
  • 過去問の類似問題が多い
  • 暗記で対応可能

戦略3:権利関係は基礎を固める

権利関係(民法等)は14問中8~9問正解を目指しましょう。民法は範囲が広いので、基礎を固めることに集中します。

権利関係の攻略法

  • 頻出分野に絞る(債権、物権、相続など)
  • 難問は捨てる勇気を持つ
  • 過去問で出題された論点を確実に押さえる

戦略4:法令上の制限・税その他は確実に

法令上の制限と税その他は、合計16問中10~12問正解を目指しましょう。

この分野は暗記が中心なので、過去問を繰り返せば得点できます。

 

まとめ

この記事の重要ポイント

  1. 宅建士試験の合格率は15~18%で推移
  2. 合格率が低い3つの理由:誰でも受けられる、出題範囲が広い、相対評価
  3. 過去問3周が合格の基本
  4. 宅建業法20問中15問、権利関係14問中8~9問を目標に
  5. 35~38点が合格ライン(年度により変動)

宅建士試験の合格率は低いですが、正しい勉強法で確実に合格できます。2026年度試験での合格を目指しましょう!

 

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