こんな方におすすめ
- 建築の仕事って大変そう。。
- 建築士の仕事って設計だよね?
- 楽しく働きたいな
そんなことを思う建築学生さんも多いと思います。私も夢を持って建築学科から建設業の世界に飛び込みましたが、技術者が生かせる場所やその反対も存在します。そんな中でモチベーションになるなと思ったのが今回の書籍です。谷尻さんの本を参考に私なりに解釈もしてみました。就職や転職の参考になればと思います。
建築士に重要なメッセージを伝える本
今の建築士ができること
建築士が就ける仕事の範囲はとても広いのが特徴です。
実際に社会に出てみると、建設会社や設計事務所はもちろん、住宅やインテリア関係、その他建築に関わる会社で必要とされています。
その中で自分は何をしていくのか、見つけることはかなり難しいです。
建築士とは一般的に建築物を提案し、設計して工事監理します。
その技術や知識を求められますが、業界や企業によってかなり違います。
自分の働くフィールドによってスキルを発揮する、また、独立された建築家の中でも新たなフィールドを求めるがいます。
今や建築家も事務所を構えて黙っていればお客様が来るような時代ではありません。
インターネットを活用した売り込みや、営業のやり方を工夫して事業を獲得していく時代へと変化しています。
建築業界を知る大切さ
現在、日本の経済が不安な中で就職される方も多くいます。その先、就職したらどう働いていくのか。これが学生の時は本当に分かりません。
とりあえず、大学の先輩が就職している実績のある企業や大手で知っている企業を対象に就職活動をしていると思います。
ただ、その時にはわからない企業は本当に存在します。
今時安定でネームバリューが高いからと就職するのは本当に危険なんです。就職すると次のどちらが良いでしょうか。
- 大手でネームバリューが高いが年収は低く残業がとても多い
- 大手だがネームバリューがほぼ無いが、年収は高く残業も36協定以下
ちょっとずるいですが後者の方が良く見えますよね。テレビのCMが多い=大手では無いこともよくあります。
業界研究は建築業界だと必須なので私がこの過去の記事で書いてみたので参考にしてみて下さい。
あと私の転職体験記もあります。
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住宅メーカーの建築士の方へ 建築が好きだし、住宅以外にも大規模な建築物に携わってみたい! 新建築やCASAの雑誌を見ると自分もこんな素晴らしい建築に関わりたい 設計で大きな仕事をして、実 ...
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あと、少し噛み砕いている書籍は「建築学生のための就活マニュアル」です。
建築業界のざっくり構成
例えば、設計事務所は構造、設備、意匠に分かれた設計グループで構築されて、施工会社へ発注します。
しかし、もともとの仕事はデベロッパー(開発者)です。その施工会社が建設会社です。
住宅で言えば、家を建てるお客様がデベロッパーという立場です。
設計・施工会社がハウスメーカーなどですが、住宅関係については下記の記事に詳細があります。
建物の種類によって関わる企業が違いますが、ざっくりとこんな感じです。
建築士として働くということ
建築業界は転職が非常に多いですが、資格(一級建築士)は必須です。
転職が多いのは仕事内容が違ったという方も多いですが、建築業界を志す方は仕事のこだわりが強いのも特徴です。
それは意外と分かりやすく、企業ごとに建築のプロジェクトとの関わり方が大きく異なっているからです。
例えば、設計をやりたいのに施工管理(現場管理)をやっている。インテリア関係がやりたいのに積算ばかりだなど。
一見、建設会社の名前などで入社しても職種が異なっていたりと、大手ブランドで選ぶ方は特に注意が必要です。
企業の業界での位置づけを把握し内定をつかもう
最後にこのタイトルにしたのは読んでおくべき本があります。
それは谷尻誠さんの「CHANGE-未来を変える、これからの働き方-」です。
建築家は設計した作品や評論(または対談)の本を多く出していますが、自分がどう働いているか、若手とどう向き合っているかという本はあまり出していません。
むしろ、私は初めて見ました。
現代の日本に建築家としてどう向き合って、どう働けば生き残れるか、とても勇気をもらい参考になった本です。
社会人になった方にもオススメです。サラリーマンとして、会社の色に染まりすぎて、変えていくことを忘れた心を思い出してくれる、そんな本です。
これは建築士なら(目指すなら)読むべきです。
ちなみに、当ブログでは建築士の資格の情報や勉強方法についても記載しております。ぜひ、参考にしてみて下さい。
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